モードの作曲理論1

テクノミュージックとモード

今回の目的は音楽のモードシステムについて学んでいくことである。

前提は下記となる。

  • エレクトロニック・ミュージック・クリエイターのための作曲アイデアと表現テクニックという本を使用する
  • テクノ・ミュージックを取り扱いながら、モードの作曲方法について学んでいく
  • 今回学ぶモードのシステムは、特定の音楽ジャンルとは無関係であり、テクノ・ミュージックに限らず、あらゆる音楽はモードと調整音楽のどちらも作ることが可能である

モードについて

  • モードとは音楽を構築するシステムの一つ
  • 調性音楽と違い基本的にはコード進行がない

モードと調整音楽の違い

  • 調性音楽       = コード進行の音楽
  • モードの音楽 = スケールが持つ響きの音楽

モードの音楽について

ミニマルとモード

音楽に於けるミニマルとは必要最小限の音で表現すること。
これはテクノミュージックが根本的に持っている構造と共通するものである。

テクノミュージックに何かをつけ足すとき、調整音楽のコード進行ではあまりにもその存在感が大きい。

そこで、多くのテクノアーティストはワンコードだけで色彩を加える時、ハーモニーを排除して単音フレーズでメロディ的なパートを加える方法にモード使用している。

理由は下記であり、テクノ・ミュージックとモードの相性は抜群に良い。

  • 単音フレーズでメロディ的なパートを加える方法が使いやすい
  • コードもコード進行も不要
  • メロディに固有の色彩を持たせることが可能

モードのポイント

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・モード(無調)

シンメトリックスケールによる無調感がテクノミュージックの可能性を広げる。
モードは明るさ、暗さで表現できるが、シンメトリックスケールは無色に近い響き。

・ランダムによる自動演奏

→モーダルなコードの演奏効果的である

・フリーテンポによる演奏

・ドラム+ベースで成立させる

  1. テクノミュージックで最大のポイントはリズム
  2. ドラムとベースだけで80%程度の強度を出すこと意識する。
  3. 上モノはごく軽く

・ポリリズムを使用する
→ポリリズムとは、パートにより異なるリズムが同時に演奏されること。クロス・リズムcross rhythmともいう。

・非音楽を取り入れる
→音楽とは無関係な素材がサウンドに深さや厚みをもたらしてくれる。

 

まとめ

テクノとモードの関係を整理し、テクノにおける、モードを使ったソングライティングについてまとめた。

次回はモードのシステムや概要を学び、モードが持つ固有の響きや特徴を理解し歴史も踏まえ、勉強を進めていく。

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