モードの作曲理論4

はじめに

前回はモードの特徴を理解し、例としてドリアンモードの指紋、特性音などを学んだ。今回もエレクトリックミュージック・クリエイターのための作曲アイディアと表現テクニックを読み進め、もう少し本格的に様々のモードの持つ響きを学んでいく。

モードとは

我々は普段いろんなモードを使い分けている。

例えば、悲しみモード、真面目モード、楽天モード、泣きモードなど、一人の人間から様々な人格・性格を使い分けている。これがまさに音楽でいうモードである。

モードが生じる

Cメジャー・スケールの2番目のレを開始音として、「レミファソラシド」とするとDドリアン・スケールになる。音の並びを変えることにより、音の配列(全音と半音の並び)が変化し、響きの印象が変わる。

上記のモードとはで説明した、あるスケール(人格・性格)から別の(人格・性格)が生まれる。

これをモードが生じると表現する。

Cメジャー・スケールの構成音は7音なので、それぞれの音を開始音すれば7つの人格・性格が生まれることに生まれることになる。そして前回も説明したが、Dドリアン・スケールのみで作曲された楽曲のことをDドリアン・モードの曲という。

モードが生じる

明るさと暗さ

調性音楽にはメジャー・キーとマイナー・キーしかない。

よって、マイナー・キーほどは暗くない、ちょっと明るめのマイナー・キー、ちょっと暗めのメジャー・キーといった響きは存在しない。

しかし、モードではそのような響きを表現することが可能である。具体的にモードをイメージしてくために、下記表に実例を出していく。

メジャー・モードとマイナー・モード

モードはメジャー・モードとマイナー・モードに分類できる。

メジャー・モードとマイナー・モードの異なる点は下記である。

  • スケールにM3rd(メジャー・サード)があればメジャー・スケール
  • スケールにm3rd(マイナー・サード)があればマイナー・スケール

スケールとモードの区別

モードとスケールの違いについて混乱しないように内容を再度まとめる。

調性音楽では、メジャー・スケールで出来ている曲をメジャー・キーと言う。モードの考え方も同様で、ドリアンスケールで出来ている曲をドリアン・キーと言う。つまりモードはキーと訳しても良いことになる。

調性音楽のマイナー・キーより明るいマイナー感を持つモードがドリアン・モード(キー)と言える。

終わりに

今回はモードはキーの概念を拡張することを学び、モードが生じる方法や、調性音楽より曲の明るさや暗さを細かく表現できるを学んだ。次回もエレクトリックミュージック・クリエイターのための作曲アイディアと表現テクニックを読み進め、スケールの転回によってモードが生まれることを学んでいく。

音楽理論
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