はじめに
前回はシンセサイザーに用意されているモジュレーションのENV、LFOの2つのうちENVについて学んだ。
今回はもう1つのLFOについて学んでいく。
LFOとは
LFOはロー・フリケンシー・オシレーター(Low Frequency Osillator)の略。
VCO同様に音を発生させるオシレーターであり、文字の直訳のごとく、低い周波数の発信機である。
人間の耳に聞こえるのは20Hzから20,000Hzまでと言われており、音程を聞き取れなきくらい低い音で、波のような変化を与えることができるのがLFOである。
上記画像はElektron社のOver bridgeを使用し見える化されている、Analog FourのLFO機能である。現在の設定ではフィルター1にかける設定になっていることが分かる。前回話した通り、VCO(画像では:OSCの箇所)やVCF(画像ではFilterの箇所)、VCA(画像ではAmpの箇所)で掛けられることが確認できる。
では、VCO、VCA、VCFにそれぞれ低い波(LFO)を与えると、どのような効果が得られるのか。
VCOなら音程に、VCFなら音色に、VCAなら音量に変化を加えることが出来るため、下記のようになる。
- VCOにLFOをかける → 音程が波打つ = ビブラート
- VCFにLFOをかける → 音色が波打つ = ワウワウ
- VCAにLFOをかける → 音量が波打つ = トレモロ
LFOの波形とスピード
波の強さ、速度、形をシンセサイザーではつまみとなって用意されている。
下記のような種類の波がある。
終わりに
今回はシンセサイザーに用意されているモジュレーションのENV、LFOの2つのうちLFOについて学んだ。
LFOは波の強さ、速度、形に変化をつけることで、様々な音を作り出せることがわかった。
次回はポルタメントについて学ぼうと思う。
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